神経と骨の発達に関わる栄養

今回は、神経、骨の発達に大切となる、タンパク質、脂質、カルシウムについてのお話です。

乳幼児期に大切となる栄養摂取

「スキャモンの発達、発育曲線」というものをご存知の方もいらっしゃると思います。

この図からわかるように、神経系や、免疫系の働きは6歳頃までに急激に発達し、身長や体重や臓器などの身体に関しては、20歳までに緩やかに発達します。

最近、我が子をかしこい子に育てるための読み聞かせやワークブックなど、外から刺激を与える「育脳」という考え方も浸透していると思いますが、脳が成長する過程で需要なのが、良く働く脳を作るための、内側からのアプローチ。適切な栄養をきちんと摂ることです。

脂質、タンパク質

脳は写真の通り、60%が脂質、40%がタンパク質できています。

脳の重量が400g→1000gへ、いっきに成長するのは生後1年であり、感覚、認知、行動発達の向上に関与するといわれています。これだけ脂質やタンパク質が脳を構成していることがわかると、「頭をよくするにはDHAやEPAなどの良質な脂質や、タンパク質が良いよ」とよく言われている理由も納得ですね。

DHAやEPAは、魚に多く含まれていることはよく知られていますが、これらは記憶力、判断力の向上や、精神安定効果、抗炎症作用でアレルギー発症予防としても有効であり、乳幼児にとってはとても大切な栄養素です。

カルシウム

骨の発達において重要となるのがカルシウム、成長期には大人以上に必要です。食事から摂取したカルシウムは、腸の中で、ビタミンDの助けによって血液中に入り、全身に運ばれます。99%が骨に、残りの1%が血液やそのほかの組織に含まれています。

また、血液中のカルシウムの量は、

リン(P)やマグネシウム(Mg)の量と関係していて、

比率は『Mg:Ca:P=1:2:1』で保たれています。そこで注意しなければならないのがリン(P)という成分。リンは、食品添加物に多く含まれます。

血液中のリン酸が増えると、その分、血中のカルシウムが足りなくなり、その足りない分は、骨から補充される仕組みになっていて、つまり『血液中のリンが多くなると、骨からカルシウムが溶け出す』ということです。その結果骨が脆くなる、いわゆる骨粗しょう症という状態を引き起こす可能性もあります。

現代、こどもの骨粗しょう症が問題になっていることはご存知でしょうか??食品添加物が多く含まれる現代の食生活を考えると、これもまた納得の事実ですよね。

私も小児科勤務の頃、骨折の事例は多く見てきました。しかも、原因が、「自転車をこいでいてちょっと壁にぶつかった」とか、「ソファーからずり落ちた」とか、そんな簡単に折れるの?というような、原因ばかり。一緒に勤務していた医師達からも「骨がもろい子どもが多くなっている」という話をよく聞いていました。原因を追究するとはやり食ですね(+_+)

以上のことから、脳神経機能が急激に発達する乳幼児期には、特に良質なタンパク質やDHA、EPAなどの脂質が重要ということが分かりますね。

加えて、それらの栄養素の吸収を助ける鉄分や、ビタミン、ミネラルなども大切になります(^^♪ もちろん、他にもまだまだ沢山の栄養素や消化機能の大切な働きがありますが、関連が分かると面白いですよね(*^_^*)

体の発達の段階を知ることで、どのくらいの時期に、どんな栄養素が大切になってくるか、イメージが付きやすくなるかなあ、と思います(^-^)どの時期に、どのような食べ物を選ぶかということは、その後の心身の成長と発達に大きく影響していきます。

ps.コラムで話している内容は、私が昨年より受けている予防医学士プログラムの一環で学んできた知識の一部になります。体や健康にまつわるまめ知識ではありますが、普段の食生活や生活習慣に少しでもお役に立てれば嬉しいです!読んで頂きありがとうございました(^^)/

 

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ABOUTこの記事をかいた人

激務と不摂生により心身ボロボロな20代前半を過ごすが、不整脈を指摘され体質改善を決意。腸内デトックスにより「心と身体は食で変わる」と実感し、栄養学に関心を持つ。医療現場の経験からも、病気の大半は普段の生活習慣が原因だと感じ、株式会社サムライフ代表『薬を使わない薬剤師:坂田武士先生』の元、予防医学を学び始める。現在は、クリニック勤務の傍ら、blogや食事会などで、予防医学に関する情報を発信している。 〈資格〉 *正看護師 *薬膳コーディネーター *食育実践プランナー *healthy &beauty food アドバイザー 〈将来の目標 〉 オープンキッチンのある素敵な家でホームパーティー♡